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R.シュトラウス 歌劇「サロメ」 ウェルザー=メスト/ウィーンフィル(2018年)

このアルバムの3つのポイント
  • ザルツブルク音楽祭2018の「サロメ」

  • サロメ役グリゴリアンの圧倒的な存在感!

  • ウェルザー=メスト指揮による精緻なハーモニー



ザルツブルク音楽祭2018で演奏された、R.シュトラウスの「サロメ」。フランツ・ウェルザー=メスト指揮のウィーンフィル、サロメ役にアスミク・グリゴリアン(Asmik Grigorian)を配しての上演。その映像作品が2019年夏にC Majorレーベルからリリースされた。

私はこれまで「サロメ」をCDだけで聴いたことがあったが、映像で観るのは初めての機会だった。ここ1年ぐらいの記事をご覧になった方は気付いたかもしれないが、最近の私なりのクラシック音楽の聴き方は、まず映像で「目」で見て演奏者や指揮者の表情を見ながら楽しみ、そして音楽プレイヤーに音源だけ転送して今度は「耳」で繰り返し楽しむ、というスタイルを取っている。特にオペラは、これまで耳だけで理解しようとして何度も挫折していたのだが、このスタイルを取るようになってから、音楽のフレーズを聴くと自然とそのシーンが頭に浮かんできて、今まで以上に聴くのが楽しくなってきた。

さて、このザルツブルク音楽祭2018での「サロメ」だが、サロメ役のアスミク・グリゴリアンの歌唱力と存在感が圧倒した上演となっている。まさに彼女のためのオペラと言っていいだろう。サロメ役だけに出番が多いのがこの作品の欠点でもあり、それだからこそ難作品なのだが、グリゴリアンはこの欠点を逆に彼女の真骨頂が表現される場に変えてしまっている。歌唱力もすごいが、可憐な少女のようなサロメから、「7つのヴェールの踊り」を終えてからヨカナーンの首を求める狂気的なサロメへと遂げていく、その表現力にも驚かせる。

演出も斬新である。ロメオ・カステルッチによる演出なのだが、サロメの白い衣装が、全体的に薄暗い舞台セッティングとコントラストになっているし、首がないヨカナーンの模型が出てきたりと、グロテスクさも満点。

欲を言えば、「7つのヴェールの踊り」ではサロメが壁の後ろに隠れて、ただ音楽だけが聴こえるという演出になっているが、サロメ本人が踊るのが無理でも、代役でも踊りを見てみたかったと思った点だろうか。

ウェルザー=メスト指揮のウィーンフィルはこの曲を精緻なアンサンブルでまとめている。ドラマティックさや狂気さは抑えめだが、これがウェルザー=メストの持ち味だろう。

オススメ度:★★★★
サロメ役(ソプラノ):アスミク・グリゴリアン
ヘロデ王役(テノール):ジョン・ダスザック
ヘロディアス役(アルト):アンナ・マリア・キウーリ
ヨカナーン役(バス):ガボール・ブレッツ
ナラボート役(テノール):ユリアン・プレガルディエン
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:ロメオ・カステルッチ
演奏:2018年7月28日, フェルゼンライトシューレ(ライヴ)

Strauss_Salome_Welser-Most_VPO.jpeg

受賞


新譜のため未定。

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試聴


C MajorレーベルのYoutubeサイトで試聴可能。

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